2007年5刷 線引書き込みなく中身はきれいだと思います。 外観目立った汚れや破れはありません(写真参照) よろしくお願いいたします。 The Accursed Share: Volumes II and III: The History of Eroticism and Sovereignty (Zone Books) 英語版 Georges Bataille (著), Robert Hurley (翻訳) 「呪われた部分有用性の限界」 中山 元 / Georges Bataille 『呪われた分け前』の3巻は、ジョルジュ・バタイユが考える「有用性のパラドックス」を扱っている。つまり、有用であることがさらなる目的に奉仕することを意味するならば、有用性の究極の目的は無用の長物でしかありえないということだ。バタイユが亡くなる前に出版された唯一の『呪われた分け前』第1巻は、このパラドックスを経済学的に扱い、「生物と人類に根本的な問題を突きつけているのは、必然性ではなく、その反対である贅沢」であることを示した。このゾーン版では、バタイユの遺稿集に掲載された版をもとに、彼が意図した『呪われた共有』の続きの再構成が一冊に収められている。第2巻と第3巻の『エロティシズムの歴史』と『主権』では、バタイユは同じ実用性のパラドックスを、それぞれ人類学と倫理学の観点から探求している。彼はまず、エロティシズムの領域に付随する恐怖と魅惑、禁止と違反を、エロティシズム的生活の「無用の長物」の多くの表現として分析する。この過剰なエネルギーの消費こそが、人間の自律性の領域、すなわち「有用な」目的に対する自立の領域を画定するのである。それゆえ、エロティシズムの研究は自ずと人間主権の考察へとつながる。バタイユは、主権のある個人を、労働をせず消費し、有用性の領域を超えた生を創造する者として定義している。 #バタイユ #GeorgesBataille #Georges_Bataille #本 #哲学/哲学 - タイトル: The Accursed Share Volume II & III - 著者: George Bataille - 出版社: Zone Books - 言語: 英語 - 状態: 良好 ご覧いただきありがとうございます。