ジミー・コナーズやキング夫人などが愛したウイルソンの名機「T2000」。 Wilson T2000の原型になったのがこのラコステのメタルラケットです。 T2000よりも数が少なくてその存在自体がレアです。 ワタシの世代だとスチールラケットの代表格なんて思っています。 ツインチューブのスチール(鉄)成形にワイヤを通してあって、ワイヤに引っ掛けてストリンギングします。 いま張り替えられる人がいるのか心配になるラケットです。 私が現役のとき使っていたラケットですが、フレームがハンパなくしなります。 使ったことのない方はわからないと思いますが、カーボンではスイングを速くすればその分強く飛びますが、 このラケットはボールを強く打つとかえって遅くなります。 スイートスポットにうまく乗せて押し出すように打つと、スーッと伸びていく打球感は他では味わえないものです。 それでいてバウンド後には伸びてくる、重いボールになります。 近代テニスのラケットとフォームからは、想像もできない球筋を経験してみませんか? 本品のコンディションですが、スチールフレームメッキ部分は全体的には輝きがありますが、 部分的なくすみや錆などがあります。変形や割れ、ひびなどはありません。ワイヤーの伸びや緩みも目視では無いようです。 カバーが無いのが唯一残念ではありますがコンディションも良く、コレクションにおすすめです。 ガットは古いものですが、張替時の参考のため張っておきます。グリップレザーも要交換です。 made in France Light Medium Gripsize:表示無し(やや太め) 全長:約67.8cm 重量:約348g