Bailey / Tacuma / Weston : Mirakle Label : Tzadik – TZ 7603 Format : 1CD, Album Country : US Released : 2000 Recorded November 29, 1999 at Orange Music ○新品未使用(未開封のため掲載した写真は前回出品時の転用です) #DerekBailey #JamaaladeenTacuma #CalvinWeston ○CDにもHPにも演奏に関わる楽器やエフェクターなどについての情報がないのがTzadikの難点。HPと帯にはオーネット・コールマンのプライムタイムやJ・B・ウルマーと共演したリズム隊の経歴と「ノイズがこれほど調和して聴こえたことはなく、ファンクがこれほどめちゃくちゃに聴こえたこともない。このような出会いはこれまで聞いたことがないだろうし、今後もおそらくないだろう。強烈で魅力的でとんでもなく面白い。」(レーベルリリース情報の一部を機械翻訳)・・この程度。 80年代以降のBillLaswell, JohnZorn, 杉山和紀などのプロデュース作品は多数あり、他者との共演に即興演奏の本来性があるとするデレクベイリーと即興演奏の未来を占うマッチングをプロデュースすることには矛盾はないが、”Yankees”(ゲーム・ピース)、”Guitar, Drums n Bass”(テクノロジーとのマッチング)など方法論が明らかな数枚を除き、演者の選択理由が曖昧で単なる異分野のペアリングに終えているのでは?と思うことがある。 このディスクではオーネットのハーモロディクスがベースで表現され、それを受けるデレクの奏法や楽器などの選択をデータで理解したかった。リズム隊とギターのヴォリュームの強弱が比較的わかりやすく、リズム隊を軸にするとファンク調で聴きやすい曲もあるが、その際にはギター音が大きな効果音(雑音)になり即興の意味が薄れると感じられるかもしれない。最終曲でラジオ音のようなヴォイスorヴォコーダー?とそれに呼応するようなエフェクトベース音とアンプギターの組み合わせが興味を引く。